~嫌がらせやいじめ、差別的な行為抑止のための取り組み~

ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は本日、2021年第2四半期(2021年4月1日-2021年6月30日)コミュニティガイドライン実施レポートを発表します。TikTokコミュニティの安全性とプラットフォームの信頼性を維持するため、ポリシーに違反したために削除されたアカウントやコンテンツの性質や数を公開します。また、いじめや嫌がらせ等の行為からユーザーの皆さまを保護するための最新アップデートも共有します。

最新のコミュニティガイドライン実施レポート

第2四半期、TikTokコミュニティガイドライン実施レポート>記載のとおり、2021年4月から6月にかけて、コミュニティガイドラインまたはサービス規約に違反したため、世界で81,518,334本の動画が削除されました。これはアップロードされた全動画の1%未満となります。これらの動画のうち、投稿から24時間以内に93.0%が削除され、94.1%がユーザーから報告される前に削除されました。検知システムの改善により、削除されたコンテンツの87.5%は一度も視聴されておらず、今年の第1四半期の数値(81.8%)から改善しています。

2021年第2四半期では、嫌がらせやいじめの動画のうち、73.3%が報告前に削除されました。これは2021年第1四半期の66.2%より改善しました。また、ヘイトスピーチを含む差別的な言動に関する動画のうち、72.9%が報告前に削除されました。前回の報告では67.3%でした。この進捗は、ヘイトシンボルやヘイトに関する言葉、その他の嫌がらせやいじめ行為に積極的にフラグを立て安全チームによるさらなるレビューを実施、システムの継続的な改善に取り組んだことによるものです。

嫌がらせやいじめ行為全般、特にヘイトスピーチは非常に複雑で難しい領域であるため、継続的な改善が必要です。例えば、あるヘイトにつながる用語のポジティブな表現を用いた意図的な言い換えは当社のポリシーに違反するものではありませんが、その言い換えた用語を用いて他人を攻撃したり嫌がらせをすることは、TikTokのポリシーに違反することになります。また、いじめは非常に個人的なものであり、モデレーターが把握しているわけではないネット外での文脈を必要とする場合があります。これらのポリシーをより適切に実施するため、私たちは定期的にチームに対して、例えば、ヘイトスピーチへのカウンタースピーチやポジティブな表現を用いた意図的な言い換えと中傷や風刺、いじめなどを理解できるよう研修を実施しています。また、検出メカニズムの継続的な改善により、コミュニティの健全性を維持するよう努めています。コミュニティガイドラインに違反している可能性のあるアカウントやコンテンツを発見した場合は報告することを推奨しています。

コミュニティの健全性維持のための、製品アップデート

コンテンツを削除するだけでなく、コンテンツに対するコメントをフィルタリングしたり、複数のコメントを一度に削除または報告したり、アカウントを一括してブロックしたりする効果的な方法など、さまざまな機能やリソースを使ってTikTok体験をカスタマイズできるようにしています。

また、不適切または違反の可能性のあるコメントを投稿する前に、投稿者に対して自分の言葉の影響を考慮し、再考するよう促すコメント再考機能も追加しました。この機能の搭載による効果はすでに表れており、10人に4人を超える人がコメントの撤回と編集を選択しています。また、再度編集したコメントの大部分は当社のポリシーに違反していません。誰もがコメントを変更することを選択するわけではありませんが、潜在的な悪意あるコメントを防ぐための新しい開発につなげるべく、試みを続けています。

また、TikTokはこれらの機能を拡張し、ライブ配信機能であるTikTok LIVEのライブストリーミング中のコメントや質問のミュート設定も改善しています。TikTok LIVEは、クリエイターと視聴者がつながるエキサイティングな体験を提供するもので、機能の設計によって安全性の向上に取り組んでいます。

  • 配信者またはその信頼できるモデレーターは、不親切な視聴者を数秒または数分、またはLIVEの期間中、一時的にミュートすることができます。アカウントが一定時間ミュートされると、その人のコメント履歴もすべて削除されます。
  • LIVEの配信者は、キーワードフィルターを使用して、コメントをオフにしたり、潜在的に有害なコメントを制限したりすることができます。

これらの新しいコントロール機能の搭載により、配信者と視聴者の双方が安全で楽しくライブストリームを利用できるようになることを目指します。

コミュニティの安全性とプラットフォームの信頼性を維持するため、TikTokが取り組んでいることの詳細については、

第2四半期、TikTokコミュニティガイドライン実施レポート>をご参照ください。