本日、TikTokは、ユーザーの皆さまが「おすすめ」フィードに表示される投稿が”自分にあってない”と感じた場合、自身の「おすすめ」フィードをリセットできる新機能をリリースしました。また、TikTokが、ユーザーの皆さまへ自己表現の場と楽しい視聴体験をバランスよく提供していくために、同じコンテンツが繰り返しおすすめされないようにする取り組みについても改めて進捗状況をお知らせします。
TikTokを新たにスタートするという選択
TikTokの「おすすめ」フィードでは、さまざまなジャンルの内容やコミュニティ、商品、TikTokクリエイターの動画を発見することができます。
しかし、おすすめされるコンテンツが自分との関連性を感じられなくなったり、テーマの種類が十分ではないと感じることがあることも理解しています。そこで、「おすすめ」フィードが自身に合っていないと感じた場合、「おすすめ」フィードの内容をリセットする機能を提供することとしました。本機能を利用することで、TikTokを登録したばかりの時のようなコンテンツを視聴することができます。TikTokのレコメンドシステムは、このような新たなインタラクションをきっかけに、より多くのコンテンツを表示するようになります。
本機能は、TikTokのコミュニティが既に提供している、ユーザーが自身の視聴体験をカスタマイズできる多数のコンテンツ管理機能に追加されます。例えば、特定のハッシュタグやフレーズを使用した動画を「おすすめ」フィードから自動的に除外したり、特定のTikTokクリエイターの動画や特定のサウンドを使用した動画を非表示にするための「興味がない」機能などです。「おすすめ」フィードをリセットしても、すでに有効にしている機能設定が上書きされたり、フォローしているアカウントに影響が及ぶことはありません。
楽しい視聴体験を提供するための取り組みについて
私たちはユーザーの皆さまに常に楽しい視聴体験を提供するために、複数の方法でプラットフォームを守るための取り組みを行っています。
- 自傷行為や摂食障害を助長するコンテンツなど、当社のルールに反するコンテンツを発見した場合は削除
- ユーザーに対して適切でないコンテンツは、「おすすめ」フィードへの表示しない
- 繰り返し見ることで悪影響を及ぼす可能性のあるテーマのおすすめは最小限にとどめる
- コンテンツレベルシステムにより、複雑なテーマや成人向けコンテンツを10代のユーザーアカウントから除外。本システムにより、今年の初め2ヶ月で、美容整形に関する65,000本以上の動画が10代のユーザーアカウントへの表示対象から除外されました。
同じような動画が繰り返し表示されないようにどう取り組んでいるか
レコメンドシステムの本質的な課題は、視聴者に提示するコンテンツの範囲が狭すぎたり、反復しすぎたりしないようにすることです。私たちはこの課題に真摯に向き合い、さまざまなテーマを組み合わせるシステムの設計に取り組んでいます。例えば、同じTikTokクリエイターが作った動画や同じサウンドを使った動画を2本続けて見せることは基本的にしません。また、視聴したことがあるものを再度おすすめすることも避けています。
また、「悲しみ」「過激な運動やダイエット」「性的な表現」など、ポリシーに反していないが、繰り返し視聴することで視聴体験に影響を与える可能性があるコンテンツについては、慎重に視聴制限をかけるように努めています。
私たちは、人々が落ち込んでいるときや困難な人生経験をしたときなど、TikTokを使ってさまざまな方法で自分を表現していることを理解しています。私たちがこのような表現に対して扉を閉ざしてしまうと、孤立感や偏見を助長してしまう可能性があること、また、他の人がどのように困難な感情に対処しているかを知ることは、特に10代の若者にとって有益であることを専門家から常々聞いています。そのため、自傷行為を助長・美化するようなコンテンツは削除し、自傷行為からの回復方法や教育的なコンテンツについては、おすすめ頻度に制限を設けつつも許可するというアプローチをとっています。
私たちのシステムは、「おすすめ」フィードの対象となる動画の中で、「悲しみ」や「極端なダイエット」といったテーマのものが繰り返し表示されていないか調べています。このようなテーマの動画が複数確認された場合は、別テーマの動画を代用することで、おすすめする頻度を下げ、より多様な視聴体験を提供します。この取り組みは現在も続いており、昨年だけでも、より多くの言語に対応するための機能拡張とともに、システムを改善するためのアップデートを15回以上実施しました。
この活動は、国際自殺予防協会との協議や学術文献に基づき、当社のTrust and Safetyチームとプロダクトチームが連携し推進しています。
今後もこのような取り組みを継続し、多様なコンテンツをおすすめすることで、豊かな視聴体験をしていただけるように努めていきます。
私たちは、ユーザーの皆さまの自己表現のために必要な快適な環境と、コミュニティのための楽しい環境の両方を提供し続けることをお約束します。