TikTokの安心安全なコミュニティは、お互いの尊重、思いやり、そして理解を基盤として、構築されています。またTikTokでは、コミュニティメンバーが前向きに繋がり、プラットフォーム上で適切に交流をはかるためのルールの遵守を呼びかけています。本日、TikTokコミュニティにおける安心安全で透明性のある環境を促進するための最新情報を発表すると共に、コミュニティガイドラインの更新をお知らせします。

コメント欄におけるポジティブな環境作り

TikTokは、コミュニティガイドラインに沿って、虐待的だったり、憎悪に満ちているコンテンツや行動を積極的に削除するよう努めていますが、コミュニティメンバーがコメントをよりコントロールしやすくなるような新たな方法を模索しています。

この取り組みの一環として、一部のコミュニティメンバーに対して、無関係または不適切と思われるコメントを評価するための「Dislike(興味がない)」機能のテストを開始しました。「Dislike(興味がない)」評価の数は他者には表示されず、そのコメントを「Dislike(興味がない)」とした人だけが確認することができます。この機能を実装することで、コメント欄がクリエイターの投稿したコンテンツについてのみやりとりする場である事をサポートすると同時に、コミュニティメンバー間のネガティブな感情が生まれないようにすることができます。

クリエイターのための新たな安全機能

コミュニティメンバーが適切な安全機能へアクセスしやすくする事で、コンテンツの制作に集中できるようにしたいと考えています。そのため、不適切または無関係なコメントを管理する方法として、コメントのフィルタリングと一括ブロック、削除機能の利用を促進すべく、安心安全な利用に導くためのリマインダー機能をテストしています。このリマインダー機能は、動画に寄せられたコメントの分析から、ネガティブな注目を集める可能性が高いと思われるクリエイターに表示される予定です。また、これまで通りコミュニティガイドラインに違反するコメントは削除し、クリエイターの皆さまには引き続き問題のあると思われるコメントやアカウントを個別または一括でご報告いただくことが可能です。

これらのテストの結果や、機能の完全実装については、別途お知らせします。リマインダー機能は、TikTokで既に導入されている多くの安全機能へ追加される予定です。例えば、コミュニティメンバーは、手作業ですべてのコメントをフィルタリングしたり、設定したキーワードを含むコメントを自動でフィルタリングすることができます。また、クリエイターは、自分のコンテンツにコメントできる人を「誰でも」「友達のみ(相互フォロー)」「オフ」から選択することができます。「誰でも」は16歳未満の方はご利用いただけません。

コミュニティガイドラインの遵守

コミュニティガイドラインに違反するコンテンツを削除することも、コミュニティの安心安全のための重要な取り組みであり、この度「コミュニティガイドライン施行レポート」の最新版を発表しました。このレポートは、安心安全なプラットフォームを守るため、説明責任を果たし、コミュニティの信頼を得るための継続的な取り組みです。

これまで各レポートにて提供する情報の拡充を続け、2021年からは、再生回数ゼロでユーザーが報告する前に削除されたコンテンツの本数、13歳未満の疑いで削除されたアカウントの数、偽のエンゲージメントについてのレポートも追加で公開しています。今回のレポートから、より多くのカテゴリーにおけるコンテンツ削除に関する情報を提供しています。違反コンテンツの検出、フラグ付け、削除を目的としたシステムの改善を継続しています。前四半期から、これらの実施により、特にハラスメントやいじめ、憎悪に満ちた行為に関するポリシー違反を特定し、削除する速度が大幅に改善されました。

2021年の最初の施行レポートから今回まで、コミュニティガイドラインに違反するコンテンツを閲覧される前に削除する取り組みが着実に進んでいます。例えば、2021年第1四半期から第4四半期にかけて、閲覧数ゼロのコンテンツの削除は、嫌がらせやいじめで14.7%、憎悪的な行為で10.9%、暴力的で過激な行為で16.2%、自殺、自傷、危険行為で7.7%改善されました。

私たちは、TikTokの2021年の取り組みと進捗の振り返りを通じ、プラットフォームの安心安全を守ることにゴールはないと改めて認識しています。TikTokは、コミュニティの安心安全と幸福を引き続き最重要事項と捉えています。今後もすべての人が、創造性に溢れ、楽しく豊かな体験ができるよう前進してまいります。