ByteDance COOと兼任して、TikTokのCEO(最高経営責任者)を担当

ByteDanceの創業者兼CEOである張一鳴(Yiming Zhang)の直轄

25年以上の実務経験を有し、直近までディズニーのDirect-to-Consumer & International事業の責任者を担当

ByteDance Ltd.は本日、COOとしてケビン・メイヤー(Kevin Mayer)を任命したことを発表しました。6月1日付で、ByteDanceの創業者兼CEOである張一鳴(Yiming Zhang)の直轄として、ByteDanceのグローバル展開や経営企画、セールス、マーケティング、広報、セキュリティ、モデレーション、法務などの業務を統括します。また、メイヤーはCOOとして、音楽、ゲーム、Helo、新規ビジネスをリードすると同時にTikTokのCEOとして、急成長するプラットフォームを率いて、クリエイター、ユーザー、ブランドのグローバルコミュニティを構築し続けます。

今回の任命について張一鳴は次のように述べています。

「グローバルビジネスを成功に導いてきた豊富な経験をもつケビン・メイヤーは『世界中のユーザーの創造性を刺激する』という当社のミッションに最適な人物です。ByteDanceのプロダクトポートフォリオを次のレベルに押し上げる上で、世界で最も洗練されたエンターテインメントエグゼクティブの一人であるメイヤーはまさに適任です。ケビンと緊密に協力し、当社のグローバル展開とByteDanceの次のフェーズに取り組んでいくことを楽しみにしています。」

ケビンは、The Walt Disney Companyでの長年の成功したキャリアを経て、ByteDanceに入社します。ディズニーでは、Direct-to-Consumer & International事業の責任者を長く務め、同社での彼の重要な役割は、同社のフラッグシップストリーミングサービスであるDisney+の開発と展開を統括し、成功に導くことでした。それ以外にも、同社のDirect-to-Consumer事業(Hulu、ESPN+、Hotstarなど)をリードし、ディズニーのグローバルオペレーション、グローバル広告セールス、グローバルコンテンツセールスを監督してきました。

ケビン・メイヤーは次のように述べています。

「ByteDanceという素晴らしいチームに入社する機会を得られて、ワクワクしています。他の誰もがそうであるように、TikTokという信じられないほどレアな、つまりクリエイティブでポジティブなオンライン・グローバル・コミュニティを築き上げたByteDanceの姿を見て、私は感銘を受けてきました。ByteDanceが世界のあらゆる地域で製品の幅を拡大し続ける中で、ByteDanceの次のフェーズをリードできることを嬉しく思います。私個人として、共に大きな成果を達成したディズニーのチーム全員に感謝しています。特に、明確なビジョンを持ったリーダーシップと指導力を長年にわたって示してきたボブ・アイガー(Bob Iger)と、私が心から尊敬するボブ・チャペック(Bob Chapek)に感謝します。新しいキャリアをスタートするにあたって、張一鳴と取締役会が私に寄せてくれた信頼に恐縮しています。ByteDanceの成長を拡大する方法について共通のビジョンを持って前進していきたいと思います。」

現在TikTokのPresidentであるAlex Zhuは、ByteDanceのVP of Product & Strategyに就任し、戦略とプロダクトデザインを監督することに専念します。

Kelly ZhangとLidong Zhangは、それぞれByteDance ChinaのCEOと会長として引き続き中国事業をリードし、ByteDanceのグローバルCEOである張一鳴の直轄となります。二人は、中国でのビジネスおよびオペレーションチームを統括する業務に加え、Douyin、Toutiao、Xiguaをはじめとする幅広い製品を担当します。

各市場に事業を根付かせることへのコミットメントの一環として、TikTokの各国と地域のリーダーはそれぞれの現在の役割を維持し、グローバルビジネス責任者であるケビン・メイヤーの直轄となります。