「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」展より定期的にTikTok LIVE、TikTokクリエイターとのコラボ、#empty企画などのコラボレーションを展開!


ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、森美術館との新たな取り組みとして、LIVEおよびコンテンツのパートナーシップ契約を締結いたしました。

TikTokでは、2020年10月から「GoToアート」として国内外の美術館や美術展から日本ユーザーに向けてのTikTok LIVE配信を実施しています。その中で森美術館も2021年4月にTikTokでの発信を開始し、同年5月にはTikTokが「国際博物館の日」を記念して実施した、世界12か国、23の美術館・博物館をつなぐTikTok LIVE配信リレー「#MuseumMoment」にも日本からの唯一の美術館として参加しました。

また、今年4月にはTikTokクリエイターに「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」を無料で開放する#empty企画を開催し、多くのTikTokクリエイターの方に自由に撮影を楽しんでいただきました。この取り組みにより、TikTokで「#森美術館」をつけて投稿された動画数は1000を超え、5,000万回以上視聴されました。また、「#chimpom展」を付けて投稿された動画の総視聴数は3,000万回を超えました。

また、このTikTokクリエイターの投稿がきっかけとなり、一般来館者のTikTok投稿も急増、これに伴い入館者数も増加し、#empty企画の実施前後で来館動向に顕著な変化が見られました。


●来館のきっかけとなった情報源「スマホ」の内訳*

(左:#empty実施前、右:#empty実施後)

●来館回数*

(左:#empty実施前、右:#empty実施後)

上図の来館者へのアンケートによれば、#empty企画の実施後、来館のきっかけを「スマホ」と回答した人のうち46%が「TikTokの投稿動画を見て」と回答しています。さらに、森美術館に初めて来館した人は、#empty企画実施前は33.3%であったのに対し、実施後は59.5%と倍増しました。

*森美術館実施、「森美術館来場者」アンケートより。アンケートの実施期間は「Chim↑Pom展」会期中の2022年2月18日~5月29日。


●森美術館からのLIVE配信がスタート、TikTok #empty開催

TikTokと森美術館は今後、パ―トナーシップ提携を通じて、ギャラリーツアー等のTikTok LIVE、TikTokクリエイターの撮影会(#empty)を各展覧会で定期的に実施し、相互に協力して美術館や展覧会の魅力をTikTokにて発信します。

なお、パートナーシップ提携の最初の取り組みとして、7/12(火)の閉館後に「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」展(会期:2022年6月29日―11月6日) の展示室内で、TikTokクリエイターを招いての撮影会「#emptymoriartmusem」を実施します。今後の取り組みに是非ご注目ください。


■#emptymoriartmuseum for TikTok creators

実施日:2022年7月12日(火)

TikTokクリエイターたちを招き、撮影会を実施します。

■TikTok LIVE with 修一朗@森美術館「地球がまわる音を聴く」

配信日:7月中旬予定

TikTokフォロワー190万人のクリエイター・修一朗氏を招き、本展キュレーターと共に展覧会のライブツアーを実施します。


●森美術館 館長 片岡真実 コメント

「美術館の持続可能性を考えるとき、未来を担う若い世代へいかにアプローチしていくかがひとつの鍵となるでしょう。

これまで現代アートに馴染みのなかった方たちが、TikTokの投稿をきっかけに気軽に美術館に訪れていただけるようになると嬉しいです。現代アートは世界を映し出す縮図です。アートをとおして多様な価値観や思想、アイデンティティに出会い、豊かな人生を、そしてより良い未来を築いていきましょう。」


●#emptyについて

「#empty」(「空っぽ」の意)は、2013年にニューヨークのメトロポリタン美術館で初めて公式に開催されたInstagramを使ったソーシャル・イベント。閉館後の一般客がいない展示空間で、複数のインフルエンサーを招き、展示風景を撮影・シェアしてもらうというもの。海外の美術館ではたびたび行われているものです。森美術館は日本初の「#empty」として2017年春から#empty企画「#emptyMoriArtMuseum」を不定期で開催しています。


●森美術館 TikTokアカウント

@moriartmuseum 


●地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」概要

展覧会名:「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」

主催:森美術館

企画:片岡真実( 森美術館館長 )

   熊倉晴子( 森美術館アシスタント・キュレーター)

   德山拓一( 森美術館アソシエイト・キュレーター)

会 期:2022年6月29日( 水 ) ~ 11月6日( 日 )

会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)

開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで) *入館は閉館時間の30分前まで *会期中無休

詳細:森美術館ウェブサイト www.mori.art.museum 



【森美術館について】

森美術館は、2003年に開館。世界に開かれた美術館として「現代性」と「国際性」を追求しながら、多様な地域の先鋭的な美術や建築、デザイン等の創造活動を紹介している国際的な現代美術館です。また、生活の中のあらゆる場面でより多くの人がアートを楽しめる豊かな社会、「アート&ライフ」の実現を目指しています。