Community2025/03/11
TikTok、保護者向けサポートの強化と10代の子どもたちの健全なデジタル習慣づくりに向けた新たな取り組みを発表
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、保護者の皆さまが10代の子どもたちのアカウントをより柔軟に管理できるよう「ペアレンタルコントロール」機能を拡充し、さらに10代の子どもたちが健全なデジタル習慣を身につけられるようサポートする新機能を導入します。
TikTokは、世界中の青少年が創造性を発揮し、友人とつながり、学びを深める場となっています。また、青少年がTikTok上で前向きな体験をし、保護者の皆さまが安心できるよう、10代の子どもたちのアカウントには強力な安全対策をデフォルト設定で提供しています。そしてこのたび、「ペアレンタルコントロール」に新機能を追加しました。
家族向けの簡単な管理ツール
TikTokの「ペアレンタルコントロール」機能は、2019年に導入して以降、保護者の皆さまや専門家の意見を取り入れながら、随時新たなアップデートや機能の追加をしています。
本日、新たに「休憩タイム」を導入し、保護者の皆さまが指定した時間帯に10代の子どもたちがTikTokを利用できないように設定することが可能になりました。家族ごとに状況は異なるため、保護者の皆さまは食事時間や学習時間、夜間、旅行中など、ライフスタイルに合わせた最適な休憩時間を設定することができます。
さらに、定期的な「休憩タイム」のスケジュールを組むことで、より柔軟に利用時間を管理できます。予定が変わった際には、子ども側が追加時間をリクエストし、保護者が最終的な判断を行う仕組みです。

また、「ペアレンタルコントロール」機能では、10代の子どもがフォローしているアカウントやフォロワー、ブロックしたアカウントなども確認できるようになりました。これにより、保護者の皆さまが子どもの交友関係について理解を深め、デジタルリテラシー向上のための対話を行いやすくなります。

さらに、保護者の皆さまから「10代の子どもがどのようなコンテンツに関わっているかより深く知りたい」という声が寄せられています。今後数カ月以内に、「ペアレンタルコントロール」機能の利用有無にかかわらず、10代の子どもたちがTikTokのルールに違反していると感じた動画を報告する際に、保護者など信頼できる大人に通知することができる機能を導入予定です。
今回の新機能により、保護者は以下を含む15以上の安全・健康・プライバシー機能を確認または調整することができるようになります。
• 10代の子どもが無効にしたSTEM(※)フィードの再有効化
(※)科学、技術、工学、数学の頭文字を取った頭文字をとった言葉で、4つの教育分野を総称したもの。2025年3月現在、STEMフィードは100以上の国と地域で利用可能ですが、日本では導入されていません。
• 1日のスクリーンタイム制限の設定がカスタマイズ可能に。例えば、平日は30分、週末は長めに制限時間を設けるといった柔軟な設定が可能です。時間を超過すると、保護者の方がパスコードを共有しない限り利用ができません。カスタマイズしない場合でも、18歳未満のユーザーには1日60分のスクリーンタイム制限が標準設定されています。
• 16歳未満の子どもがアカウントを「公開」に変更した場合において、保護者の方が標準設定とされている「非公開」設定へ再変更が可能になりました。
10代の子どもたちが健全なデジタル習慣を学ぶためのサポート
10代の子供たちが夜間にスクリーンから離れることを促進する新しい方法を導入します。午後10時以降に16歳未満の子どもがTikTokを利用している場合、「おすすめ」フィードに「気持ちを落ち着かせて睡眠を促す」新たな機能を導入しました。
この機能では、視聴している動画が一度中断され、落ち着いた音楽とともにフルスクリーンでリラックスを促す通知が表示されます。これにより、10代の子どもたちが時間を意識できるよう促します。さらにTikTokを利用し続ける場合は、再度通知が表示され、より強い注意喚起を行います。なお、18歳未満の子ども向けのプッシュ通知は夜間に送信されない設定となっており、変更はできません。
これらの機能は、行動変容理論のベストプラクティスに基づき設計されています。実際に導入済みの国や地域では、大半の10代の子どもたちがこの機能を継続して利用しています。今後数週間以内に、「気持ちを落ち着かせて睡眠を促す」新たな機能において、「瞑想エクササイズ」を追加するテストも行う予定です。

年齢認証に関する業界および社会全体との連携
年齢認証は、プラットフォーム、政策立案者、規制当局が取り組む中でも最も複雑な課題のひとつです。TikTokでは、プラットフォームの年齢に関するルールを適用し、年齢確認の追加的手段も適宜導入しています。技術を活用し、13歳未満のユーザーがTikTokを利用しないようにしつつ、10代の子どもたちが年齢にあった利用体験ができるようにしています。
また、TikTokはグローバルで情報政策リーダーシップセンター(Centre for Information Policy Leadership)およびWeProtect Global Allianceが主催する「A Multi-Stakeholder Dialogue on Age Assurance(年齢確認に関するマルチステークホルダーによる対話)」に参加しています。
この取り組みでは、プラットフォーム、政策立案者、規制当局、プライバシー団体、子どもの権利団体が集まり、業界全体の年齢確認の手法について議論しています。
今後も、現在導入している機能の向上に加え、新しい機能を導入し続けることで、人々が創造性を発揮し、有意義なつながりを築き、文化を創造するプラットフォームを、すべての人々が楽しめるよう尽力してまいります。
Community2025/03/11
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