第1弾の取組として、2月5日にクリエイター向け「偽・誤情報対策ワークショップ」 を開催。さらに、今後継続的に専門家から偽・誤情報について学ぶ機会を提供し、クリエイターが啓発動画を制作・公開

ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、総務省の官民連携プロジェクト「DIGITAL POSITIVE ACTION」に参画します。また、専門家やクリエイターと協力し、幅広い年代における安全なネットリテラシーの向上と、安心安全かつ信頼できるデジタル空間づくりへの貢献を目的とした『みんなで守ろう「ネットコミュニティ」』プロジェクトを始動します。

本プロジェクトは、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、日本ファクトチェックセンター、一般社団法人トラスト&セーフティ協会などと協力のもと、人気クリエイターが偽・誤情報対策やファクトチェックの重要性について学ぶとともに、ショート動画を通じた幅広い世代のネットリテラシー向上と、安心安全かつ信頼できるデジタル空間づくりへの貢献を目的とした取組です。

みんなで守ろう「ネットコミュニティ」プロジェクト
TikTok Japanは、総務省の「DIGITAL POSITIVE ACTION」に参画し、幅広い世代のネットリテラシー向上に貢献するため、『みんなで守ろう「ネットコミュニティ」』プロジェクトを実施します。本プロジェクトでは、2月11日(火)の「セーファーインターネットデー(Safer Internet Day)」に先立ち、クリエイター向けに「偽・誤情報対策ワークショップ」を実施し、専門家とのセッションを通じて偽・誤情報対策に関するリテラシーの向上を図ります。また、ワークショップの学びを活かした啓発動画を制作し、クリエイターならではの動画による情報発信を行うことで、広く一般への普及啓発を図ります。

今後、ストック型の学習教材動画の制作や、一般向けフォーラムの開催も予定しており、プロジェクトを通じて偽・誤情報対策をはじめとするプラットフォームの安全な利用方法に関する理解を深め、ネットリテラシーの向上と健全なデジタル空間の実現を目指します。

なお、本プロジェクトは、前述の総務省が推進する「DIGITAL POSITIVE ACTION」と連動した取組であり、総務省との連携のもと実施します。


①クリエイター向け「偽・誤情報対策ワークショップ」 
偽・誤情報に関する専門家とともに、人気クリエイターが座学やグループワークを通じて偽・誤情報の基礎知識について学び、対策方法を広めるためのワークショップを2月5日(水)に実施します。

ワークショップの学びを活かして、多くの方々の関心を促せるような啓発動画の企画・制作を進行していきます。また、一般社団法人トラスト&セーフティ協会の監修のもと、今回のプロジェクトを通してオリジナルで制作するTikTok偽・誤情報対策ボードゲームをクリエイターとともに考案していきます。

【概要】

開催日:2025年2月5日(水)

主催:TikTok Japan

後援:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

協力:一般社団法人セーファーインターネット協会、一般社団法人トラスト&セーフティ協会(設立申請中)

参加クリエイター:合計15組のクリエイター参加を予定
※参加クリエイターの詳細は、下記の「プロジェクト参加クリエイター(五十音順)」を参照
※2025年1月29日(水)時点

プログラム:

  • 講演①
    登壇者:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授 山口 真一 様
    ・偽・誤情報の基本概念や実態の解説
    ・各分野における社会的影響
    ・有効な対策
    登壇者:総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 企画官 吉田 弘毅 様
    ・政府・行政機関による対策、取組の解説

  • 講演②
    登壇者:日本ファクトチェックセンター 編集長 古田 大輔 様
    ・ファクトチェックの方法と手順を解説
    ・ツールの紹介
    ・クリエイターの役割と責任の解説
    ・グループワーク

  • ディスカッション
    ボードゲーム制作ワークショップ
    監修:一般社団法人トラスト&セーフティ協会 理事 田中 清隆 様

  • グループワーク
    啓発動画シナリオ制作ワーク

  • ②安全なネットリテラシー学習のための教材動画の制作
    クリエイターと専門家との共演により、偽・誤情報への対策や闇バイトの注意喚起などをテーマとした学習教材動画を制作し、総務省が開設する総合的なウェブサイトへの掲載をはじめとした各種発信媒体上で公開することにより、中長期的な啓発と幅広い世代のネットリテラシー向上に貢献します。

    • 公開時期:2025年4月以降、順次公開予定


    プロジェクト参加クリエイター(五十音順)

    ※2025年1月29日(水)時点 


    総務省の取組「DIGITAL POSITIVE ACTION」
    総務省は、インターネットやSNSにおける利用者のICTリテラシー向上を目指し、プラットフォーム事業者や通信事業者、またステークホルダーとなるIT企業・団体等と共に官民連携プロジェクトとして「DIGITAL POSITIVE ACTION 」を始動いたしました。

    「DIGITAL POSITIVE ACTION」では、総務省のほか総数19の事業者や関係団体らと協働の下、官民の取組を集約したウェブサイトの開設や多様な広報活動等、更なるICTリテラシー向上に向けた官民一体となった取組を推進します。


    セーファーインターネットデー(Safer Internet Day)とは
    セーファーインターネットデー(SID)は、よりよいインターネット環境作りを推進するために、世界180カ国以上の国や地域が参加する取組です。毎年、SIDがある2月には世界中で、インターネットやSNSにおけるいじめやトラブルなど、その時々における重要な課題が取り上げられ、教育や啓発を目的とした様々な取組が行われています。

    (出典:Safer Internet Day 日本公式サイト:https://www.saferinternet.or.jp/sid/