ByteDance株式会社 執行役員 公共政策本部長 山口 琢也
APAC Trust and Safety本部ディレクター Arjun Narayan Bettadapur Manjunath
TikTokは創造的な表現に基づく多様でグローバルなコミュニティです。私たちは誰もが安心して動画を作成し、コミュニティを見つけ、楽しむことができる環境を維持するよう努めています。また、プラットフォームを安全に保つ方法について透明性を確保することをお約束し、コミュニティと信頼関係を構築し、説明責任を果たします。本日、4回目となる透明性レポートをリリースし、引き続き安全の維持と透明性の確保に努めてまいります。
本レポートは、2020年下半期(7月1日~12月31日)を対象とし、コミュニティガイドラインまたは利用規約に違反したために削除されたコンテンツの件数と性質を明らかにしています。また、新型コロナウイルス感染症に関連する誤った情報への対策について追加情報を提供します。米国2020年大統領選挙に関連する情報についても同様です。さらに法執行機関による情報の要求、政府によるコンテンツ削除要求、著作権で保護されたコンテンツの削除通知への対応に関しても報告しています。
透明性をさらに高めるため、今回のレポートは新たに以下のデータを追加しています。
- 削除されたアカウント情報
- スパムアカウントとアカウントから投稿された動画の削除
- 動画の作成者からの要請後、復元した動画
- 特定の政策に関する対応
- 広告ポリシーに違反したために拒否となった広告
透明性レポートの主要なトピックスを紹介します。
(※詳細については「2020年下半期 TikTokグローバル透明性レポート」をご参照ください。)
コミュニティガイドラインの実施について
- コミュニティガイドラインまたは利用規約に違反したため、2020年後半に89,132,938本の動画が世界中で削除されました。削除された動画はTikTokにアップロードされたすべての動画のうち、1%未満です。
- 削除された動画のうち92.4%は、ユーザーから報告を受ける以前に削除されました。83.3%は視聴回数がゼロのうちに削除され、93.5%は投稿から24時間以内に削除されました。
- 6,144,040のアカウントがコミュニティガイドラインに違反したため、削除されました。
- 9499,881のスパムアカウントが削除され、それらのアカウントによって投稿された5,225,800のスパム動画が削除されました。自動化された技術によって173,246,894のアカウントの作成を未然に防止しました。
- 3,501,477の広告が、広告ポリシーとガイドラインに違反したとして拒否されました。
新型コロナウイルス感染症とワクチンに関する情報提供と誤った情報への対策について
TikTokでは引き続き公衆衛生の専門家と協力して、コミュニティの安全の維持と新型コロナウイルス感染症およびワクチンに関する情報を提供できるようサポートしていきます。誤った情報への対策にも取り組んでおり、アプリ内から、信頼のおけるコロナウイルスに関する情報を確認できるようにしています。2020年下半期の取り組みは次のとおりです。
- コロナウイルスに関する情報ページは 2,625,049,193回閲覧されました。
- TikTokユーザーの皆さまをコロナウイルスに関する情報ページに誘導するバナーを3,065,213本の動画に追加しました。
- 世界保健機関(WHO)および各地域の公衆衛生に関する情報に誘導するハッシュタグに関する公共サービス広告(PSA)は、38,010,670,666回閲覧されました。
- コロナウイルスに関する誤情報の拡散を制御するため、51,505本の動画が削除されました。これらの動画のうち、86%はユーザーからの報告前に削除され、87%はTikTokにアップロードされてから24時間以内に削除され、71%は視聴回数がゼロでした。
今後もコミュニティからのフィードバックに耳を傾け、コミュニティの信頼を得るために進捗状況を共有していきます。