いま、TikTokを楽しんだり、TikTokで情報を入手する家族が非常に増えています。外出自粛を余儀なくされている現状において、TikTokは創造性を発揮する場であり、ちょっとした安らぎや、家族や友人、様々なコミュニティへの支援の場としても活用されています。TikTokで医療従事者の方々に感謝の気持ちを伝えたり、家族やユーザー同士が支え合っている様子を見ると、感動・共感を覚えるといった肯定的なコメントがユーザーから多く寄せられています。また、家族にとってはオンラインでも家族が安全だと確認できることが最も重要です。

TikTokは、安心・安全に利用できるアプリ環境を最優先事項として、さまざまな対策を推進しています。これまでにも、不適切な動画・ユーザーのアプリ内の通報機能、プライバシー設定機能、ペアレンタルコントロール(保護者管理)機能の拡充など、アプリで提供できる対策はもちろん、TikTok セーフティセンターの開設、⻘少年の健全育成に関わるNPOの皆様との連携を強化するための「セーフティパートナー制度」など、ユーザーの皆様にTikTokを安心・安全に利用いただくための活動を行ってまいりました。

最近では、以下のような取り組みを行っています。

  • アイルランドのダブリンに「Trust and Safetyハブ」を開設しました。サンフランシスコやシンガポールにある複数のグローバルハブの1つとして、各国の文化や背景を反映した上でTikTokのポリシーやテクノロジー、モデレーション戦略の強化を図ります。
  • 2019年8月から「TikTokらしいユーザー目線のアプローチで、インターネットの安全利用に関心を持ってもらえる動画」をコンセプトに、人気クリエイターとオリジナル啓発動画を制作し、TikTok安全推進チームアカウントから発信して参りました。2020年3月上旬にはTikTokの安全機能紹介や児童ポルノ被害防止などをテーマにした動画の総再生回数は累計1,000万再生を突破し、累計22万以上の「いいね」をいただいています。

この度、TikTok上での安全性向上の取り組みの一環として、ダイレクトメッセージ機能の利用者に新たな制限を設けます。今後、ダイレクトメッセージを送受信できるのは、16歳以上のユーザーのみとなります。

TikTokは、ダイレクトメッセージ機能の導入以後、高い安全性を維持しながら、ユーザー体験を損なわないよう継続して取り組んできました。これには、TikTokのダイレクトメッセージではビデオや画像を共有することができないことや、2020年3月中旬に強化した、ダイレクトメッセージのやりとりを初期設定で友人同士に限る設定変更を含みます。

ダイレクトメッセージは、世界中どこにいても新しい友人とつながることができる素晴らしいツールです。しかし、大きな可能性がある一方で、悪用されると被害を起こす可能性もあることも理解しています。本日の発表は、TikTokの若年層ユーザーの安全を守るために、さらに一歩進んでより強力なアプリ内の安全性を確保するための変更となります。

私たちは常に新たな機能やリソースを導入して、ユーザー体験の改善を図っております。TikTokのユーザーをはじめ、あらゆる業界関係者の皆様からのご意見をお待ちしています。

今回の変更の影響を受けるユーザーには、本日よりアプリ内通知が届きます。4月30日以降、ダイレクトメッセージ機能利用の年齢要件を満たしていないユーザーは、順次ダイレクトメッセージ機能にアクセスできなくなります。