ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、8月28日(金)にTikTokセーフティパートナーおよび有識者・関係機関との「第6回TikTok Japan セーフティパートナーカウンシル」を開催しました。2018年の第1回開催以来、6度目の開催となります。また、今回は昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、セーフティパートナーカウンシル初のオンラインにて実施をいたしました。

これまでTikTokは、TikTok セーフティーセンター(https://www.tiktok.com/jp/safety/)の開設や、親子向けにTikTokの安心安全啓発イベントを世界で初めて開催するなど、アプリだけでなくインターネットの安⼼・安全推進のコンテンツを充実させると共に、⻘少年の健全育成に関わるNPOの皆様との連携を深め、ユーザーが安全に利用できるアプリの開発に力を入れてまいりました。

6回目となる「TikTok Japan セーフティパートナーカウンシル」では、「未成年者のSNS利用における保護者の役割と責任、プラットフォームの保護者と関わり方について」をテーマに、セーフティパートナーの皆様と学識経験者の皆様、関係省庁の皆様にご参加いただくことができました。

■基調講演
基調講演では、お茶の水女子大学教授 坂元章様に「ネットの活用と安全」をテーマに、海外の最近の動向をご紹介いただきながら、デジタル社会に対応していくために必要なデジタルシチズンシップや、サイバー社会で自発的に健康的な行動や生活を心がける意味のサイバーウェルネスなど、活用と安全の両面について統合的に教育を行う流れが出てきていること、日本でもそのような教育を進めていく必要性について講演いただきました。


続いて、ネット教育アナリスト 尾花紀子様には「“リアルなウイルス”の影響に冷静に向き合おう!~子どもたちの特性を知りストレスを緩和しつつ前向きに~」というテーマで、昨今の新型コロナウイルス感染拡大を背景に、子どもも在宅時間が増えたことでストレスがたまりやすい生活環境になっており、そのストレスのはけ口としてのSNSがトラブルに発展する可能性に警鐘を鳴らし、ミレニアルやポストミレニアル世代など子どもの世代の特性を理解し、それに応じた適切なコミュニケ―ションの取り方について講演いただきました。

■フリーディスカッション
基調講演を受けて、ご参加いただいたセーフティパートナーのNPOや中央省庁の皆様を交えて「未成年者のSNS利用における保護者の役割と責任について」、「プラットフォームと保護者の関わり方について」という2つのテーマでフリーディスカッションを行いました。「親を中心とした家庭内のルール作りが親子関係を悪化させることもある。最近の子どもは、共有共感し納得すると行動が早いため親子の話し合いのコツを知りながらコミュニケーションを行う必要がある。」といった、親子のより良いコミュニケーションに関するご意見を頂きました。また、「学校教育の場ではインターネットの危ない側面のみを伝えてネガティブなイメージを植え付ける内容が多くあるが、デジタルなしでは成り立たない今の時代はどうすれば安全に楽しく使えるかというようなポジティブな教育を進めていきたい。」など、今後のSNS教育に関する活発な意見交換が行われました。

TikTokは、これからも業界・団体の垣根を越えて皆様とますます協力・連携し、⼦どもをはじめとした幅広い世代の皆様に安全に安⼼してTikTokをご利⽤いただけるよう取り組んでまいります。

「第6回TikTok Japan セーフティパートナーカウンシル」開催概要
■日時:2020年8月28日(金)14:00~
■開催形式:オンライン
■式次第:
・基調講演: ネットの活用と安全(お茶の水女子大学教授 坂元章様)
・基調講演:“リアルなウイルス”の影響に冷静に向き合おう!~子どもたちの特性を知りストレスを緩和しつつ前向きに~(ネット教育アナリスト 尾花紀子様)
・TikTokの最新の取り組みについて(ByteDance株式会社 安全推進チーム 石谷祐真)
・フリーディスカッション
■出席者(順不同/敬称略)
・お茶の水女子大学教授 坂元章
・ネット教育アナリスト 尾花紀子
・TikTokセーフティパートナー:
特定非営利活動法人 国際ビフレンダーズ・東京自殺防止センター
特定非営利活動法人 ストップいじめ!ナビ
認定特定非営利活動法人 カタリバ
認定特定非営利活動法人 育て上げネット
特定非営利活動法人OVA
認定特定非営利活動法人 3keys
・安心ネットづくり促進協議会
・総務省
・ByteDance株式会社 執行役員公共政策本部長 山口琢也
・ByteDance株式会社 安全推進チーム 石谷祐真